ブランディングとは店舗や企業が、ユーザーから信頼や共感を得ることで、ブランド価値を高めていくマーケティング活動のことをいいます。
では、Webブランディングとはどういうことなのでしょうか。その言葉の意味やWeb上でおこなう方法やメリットなど、あわせて解説していきます。
Webブランディングとは?
ブランディングとは、以下の3つの項目を実現することをいいます。
- ブランドの認知を高める
- ブランドイメージを向上させる
- 企業イメージを向上させる
具体的にいえば「A店の魚は鮮度がいいから買う」「B店の雑貨はオシャレだから選ぶ」というように、「魚=A店=鮮度がいい」「雑貨=B店=オシャレ」と、愛着を持ってもらうとことです。
では、Webブランディングとはなにかというと、その活動をネット上のサイトやツールでおこなうことです。次項でより詳しく解説していきます。
Webブランディングをおこなう方法
では、具体的にWebブランディングをおこなう方法について見ていきましょう。
サイトのリニューアル
サイトのデザインや写真などは、そのお店・会社のイメージに影響を与えます。ブランディングしたいイメージが固まっているのであれば、それに合うようなリニューアルをおこなうとよいでしょう。
たとえば、コーヒー豆にこだわる喫茶店ならトップにコーヒー豆の大きな写真、サイト内にコーヒー豆に関する知識の記事を追加すれば「コーヒー豆にこだわっているお店」だと思ってもらえるはずです。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、サイトに役立つ情報や知識などの記事を増やす集客の手法です。そうすることで、Google側に良質なサイトと評価され、検索結果の上位に上がりやすくなります。
保険について検索したときに保険代理店のコラムが表示されたり、親知らずについて検索したら歯科医院の情報ブログが表示されたりするのも、コンテンツSEOです。
さまざまなキーワードで検索した際に上位表示されれば、それだけ多くのユーザーの目につき、興味を持ってもらえるので、集客につながります。
さらに、サイトを見たユーザーが「このお店(会社)は知識が豊富だから、利用するならここにしよう」と思えば、ブランディングにもなるわけです。
SNSマーケティング
SNSマーケティングは、その名のとおりFacebookやTwitter、Instagramなどで店名・会社名のアカウントを作成し、投稿で情報発信したり、ユーザーと交流したりするマーケティングの手法です。
たとえば、Twitterで積極的にユーザーの質問や相談に返答し、真摯に対応すれば「ユーザー思いのお店・会社だ」というイメージを持たれる可能性があります。
また、Instagramなどで新商品を紹介するとき、いつも高級感のある雰囲気の写真を掲載すれば「洗練された商品を販売しているお店・会社」と思ってくれるかもしれません。
このようにユーザーから持ってもらいたい印象をもとに、SNSでふるまうことで、そのようにブランディングしていくことができます。
Webブランディングをおこなうメリット
Webブランディングをおこない、成功した場合に考えられるメリットはつぎのとおりです。
優位性がある
品質のよさが認められ、「お茶は◯◯」「家電は△△」というようにイメージづけされれば、同業種が多くてもそのなかから選ばれるようになります。
定期的に購入してもらえる
商品やサービスのファンになってもらえば、「これはこのお店で買う」と決めて、それが必要となったとき、いつも購入してくれるようになります。
よい口コミを広めてもらえる
よいサービスや商品を販売しているお店・会社だと認識してもらえれば、ファンとなってくれたユーザーが「よいお店・会社」として周囲にも評判を広めてくれる可能性があります。
まとめ
Webブランディングをおこなうには、まず店舗・企業側がどのようなイメージを持ってほしいかを設定し、それに合わせてアピールしていく必要があります。
イメージの定着には時間を要するかもしれませんが、うまくいけば、「選んでもらえる」「宣伝してもらえる」などのメリットがあるので、手間を掛ける価値はあるのではないでしょうか。