モバイル広告とは、スマホや携帯電話などモバイル端末向けに配信されている広告をいいます。検索サイトやスマホ版サイト、アプリで表示される「広告」と書かれたものやバナーも含まれます。
モバイル広告にはどのような特徴や効果が期待できるのか、またどういった種類があるのか、代表的なものを7種類ご紹介しましょう。
モバイル広告とは?
モバイル広告とは、検索サイトやモバイル向けWebサイト、アプリなどで表示されるバナーや動画など、スマホや携帯を対象に配信している広告全般をいいます。
目にする機会が高いものでいえば、検索サイトの検索結果ページに表示される「リスティング広告」、Yahooトップのバナー「純広告」などが挙げられます。次項で、そのほかの種類や特徴をご紹介します。
モバイル広告の特徴
では、モバイル広告はどのような特徴があるのかをご紹介します。
いますぐの来店を案内できる
モバイルの強みは即時的、動的であることです。歩きながらノートPCを操作することはありませんが、モバイル広告ならばそれを見つつ店舗に来店する案内をおこなえます。
また、GPS機能を使ってユーザーの現在位置情報に見合った広告を発信する「位置連動型広告」などもあり、モバイルの持つ強みを効果的に集客へつなげることができます。
クーポンと親和性が高い
チラシのチケットは事前に持ち歩いて用意しなければなりませんが、モバイル広告についたクーポンならば、アドレスを記録したりスクリーンショットに撮影したりすることで、すぐ利用できます。
最近はLINEやニュースアプリ、SNSなどでクーポンを配布している例も多く、これらを利用しているときに目につけば、お店に行ってみようという気になるかもしれません。
画面が小さいので目につきやすい
パソコンと比べるとモバイルは画面が小さいため、広告も画面の大半を占めて表示することができます。より目に付きやすくタップしやすいでしょう。
モバイル広告の種類
モバイル広告の種類は、パソコンの広告とあまり大きく変わりません。代表的なものは以下のとおりです。
リスティング広告
パソコンと同様、YahooやGoogleの検索結果ページで上部もしくは下部に表示される広告です。広告を表示する検索キーワードを設定でき、ユーザーにクリックされるごとに料金が発生する方式になっています。
クリックごとの単価は自分で設定できるので、広告予算に合わせた運用ができます。また、表示される検索キーワードと内容が合致していれば、クリックされやすいでしょう。
純広告
Yahooのスマホ版トップページに表示されるバナーの広告を純広告といいます。掲載費用はやや高めですが、見られやすい場所のため認知を高める効果に期待できます。
また、広告を表示するユーザーの属性(閲覧しているエリアや年齢、性別)や、時間帯を指定することもできるので、ターゲットを狙って表示できる点が特長です。
ネイティブ広告(インフィード広告)
ニュースサイトのニュース一覧や、口コミ系ポータルサイトの検索結果、またはそれらのアプリで表示される広告です。テキストやバナー、動画のタイプなどがあります。
自然に紛れ込むように表示されるのが特徴で、ユーザーに広告の鬱陶しさを与えない点がメリットです。ターゲットとマッチする媒体に出稿することで、最大限の効果が得られるでしょう。
アフィリエイト広告
アフィリエイターと呼ばれるサイト運営者のサイト上に広告を貼ってもらい、訪問者がそのリンクにアクセス、もしくはそこから商品の購入に至ると、アフィリエイターに報酬が支払われるものです。
この広告の出稿には、まず宣伝したい企業がASPと呼ばれる業者に依頼、このASPがアフィリエイターと提携することで、配信となります。成果報酬型なので、広告費にムダがありません。
アドネットワーク(DSP)
アドネットワークとはサイトやブログ、SNSなど複数の媒体に広告を配信できる仕組みです。また、複数のアドネットワークに広告を配信できるものをDSPといいます。
有名なものでは「Google AdSense」「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」などがあり、これらのサービスで出稿すると、まとめて関連サイトに広告を掲載されます。
SNS広告
FacebookやTwitter、Instagramのタイムラインに流れる広告をまとめてSNS広告と呼びます。たとえば、Twitterアプリの場合は以下のように「プロモーション」と書かれたものが広告です。
この広告もユーザーの属性を絞り込んで表示できるので、ターゲットが合致すれば、見てもらいやすいです。SNSは娯楽で利用するユーザーが多いため、面白い内容だとより興味を引きやすいでしょう。
SNS広告
スマホのブラウザ、もしくはアプリからYouTubeやニコニコ動画などの動画サイトを視聴したとき、動画の再生前に流れる広告をいいます。純広告の一種でもあります。
一定時間経つとスキップできるものと、強制的に視聴させるタイプの2種類があります。動画の再生前に割り込む形式なので、ユーザーに鬱陶しさを与えない内容だと好印象を与えられるでしょう。
まとめ
モバイル広告はPCにおける広告と特徴も似ているので、同様の内容を流用できるものも多く、手軽に出稿することができるでしょう。
実店舗がある場合はとくに、モバイルの「持ち運べる」「位置情報と連動できる」などの特性を活かして、広告宣伝や集客を実施するのがおすすめです。