「Twitter(ツイッター)のフォロワーやいいね、リツイートなどの反応を増やしたい」
「自社やサービスの宣伝・マーケティングにつなげたい」
そんなときは、Twitterアカウントを分析ツールを使って、数値を可視化しましょう。
分析ツールは、データ分析だけでなく、予約投稿などの便利な機能を使えるツールもあります。
この記事では、おすすめのTwitter分析ツールの紹介。さらに、メリットやどのような指標を見ればよいか解説します。
Twitter分析ツールとは
Twitter分析ツールとは、特定のTwitterアカウントにおける投稿の閲覧数、リツイートやURLをクリックされた回数などを分析できるツールのことです。
導入するだけで、投稿が何人のユーザーに見られてたのか、反応率はどうか、前月と比較してどうか、などのデータがひと目で分かります。
毎日、自動的に投稿データを収集・分析、数字やグラフで可視化し、さらに自動でレポート生成までしてくれるため、分析の手間もなく、すぐに状況を把握して改善に活かせます。
Twitter分析ツールのメリット
Twitter分析ツールを利用すると具体的になにに活かせるのか、利用するメリットをご紹介します。
ユーザーの反応を分析
Twitterの運用により、自社のブランディングやリードの獲得といった目的を達成するには、より多くのユーザーに投稿を見てもらい、フォロワーを獲得する必要があります。
そのためには、ユーザーが興味をもつような投稿を継続していくことが重要です。
分析ツールを使えば、自社や競合他社はどのような年代、性別、趣味をもったフォロワーが多いのか把握でき、投稿に活かすことができます。
また、以前に投稿したなかから、とくにリツイート・いいねなど反応の多かったものをピックアップし、どのような投稿が注目されやすいのか、傾向を見出すのにも便利です。
競合他社の分析
Twitter分析ツールのなかには、競合他社のアカウントを複数件ベンチマークし、モニタリングする機能が利用できるものもあります。
分析できる項目としては、競合他社がどの曜日・時間に投稿しているのか、その投稿内容と、それに対するユーザーの反応率などです。
このようなデータを収集することで、自社でも取り入れられそうな部分や、差別化できるポイントなどを見つけ、今後の運用に活用できます。
バズるツイートの研究
Twitterでは、ときに共感できる話や面白い画像といった投稿が、非常に多くのユーザーからリツイート・いいねされ、爆発的に拡散=「バズる」ことがあります。
一度バズるだけでも膨大なエンゲージメントを獲得し、フォロワー数も増え、自社や商品の認知度を大幅に高められます。そこからサイトにアクセスし、商品を購入してくれる可能性もあるでしょう。
そこで、分析ツールを使って過去のバズったツイートを研究し、どのような要素がユーザーに刺さりやすいのかを見つけ出し、参考にすることで、バズる可能性を高めることもできます。
Twitter分析ツールおすすめ8選
SNSで自社の宣伝を行い、知名度や売上のアップを図る企業は増えています。
効果を上げるには自社のTwitterアカウントの反応数などを分析し、戦略立てや運用方針の見直しをしましょう。
この分析に役立つツールを紹介します。
Twitterアナリティクス
Twitter公式の分析ツールです。Twitterアカウントを持っていればすぐに使えます。過去の「月ごとの概要とハイライト」により、その月の運用結果がひと目でわかります。
月間の最も多くインプレッションを獲得したトップツイート、トップのメディアツイートや@ツイート、パフォーマンスの変動が、わかりやすい%とグラフで表示されます。
ツイートごとのインプレッション、エンゲージメント数、エンゲージメント率も確認でき、どのツイートの反応が良かったかがわかります。Twitter広告の効果測定にも有効です。定期的にチェックしましょう。
その他、次のような月間データが確認できます。
- ツイート数
- ツイートインプレッション数
- プロフィールへのアクセス数
- @ツイート数
- 新しいフォロワー数
SocialDog
Twitterに特化した管理・分析ツールです。分析は、フォロワー獲得・フォロワー分析・ツイート分析・ツイート一覧ごとに分かれています。
無料プランがあり、基本的な機能を使えて便利です。有料プランでは、曜日・時間帯別 エンゲージやフォロワーのフォロー継続率・どちらからフォローしたかなどより詳細な分析ができます。
様々な機能があり、分析はもちろん普段の投稿や運用作業も行いやすくなる可能性大、画面も見やすく使いやすいツールです。
Brandwatch
マーケティングリサーチから分析、情報共有、意思決定まで、業界最大級のデータとAIを搭載した次世代マーケティングリサーチプラットフォームです。
運用の方向性検討や、社内のマーケティングレポート統合など、SNS運用に役立つ様々なデータ収集・分析ができます。マーケティング担当者向けのセミナーも開催しており、ノウハウを学ぶこともできます。
Keywordmap for SNS
ビッグデータから成果に繋がるTwitter運用の方針がわかり、再現性のあるマーケティングが可能になる分析ツールです。顧客ごとのインサイトや、コンテンツの量と質などを調査できます。
キーワードに関する分析ができるのが特徴です。Twitterアナリティクスよりも詳細なデータ分析とレポートが見られ、単なる結果報告ではなく、フォロワー増加に活用できる分析ができます。
Insight Intelligence Q
マーケターの求める手がかりが手に入るソーシャルリスニングツールです。商品企画、PR企画、広報など、様々なビジネスに活用できます。
データ量に関わらず定額で使え、無料お試しもあります。
BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長
国内最大級のデータ量を保有し、キーワード入力だけでクチコミ分析ができるソーシャルリスニングツールです。キャンペーンや新商品の反響チェック、意外な相関関係の発見による商品開発への活用などができます。
初心者向けの入門ガイドやソーシャルデータ分析についての資料を無料ダウンロードでき、個別勉強会やセミナー開催で、消費者の声を収集・分析してマーケティングに役立てる体制構築をサポートしてもらえます。
Social Insight
SNS業務を効率化する分析・運用ツールです。様々なSNS上でのクチコミ調査、キャンペーンの効果検証など、SNSマーケティングに役立つ機能が豊富です。競合など他アカウントのSNSを一括比較し、ファンの増減、投稿分析なども分析できます。
2,600万以上のSNSユーザーのアカウントデータを蓄積していて、そのソーシャルビッグデータを活用できます。
comnico Marketing Suite
SNSアカウントの投稿・分析支援ツールです。投稿管理や効果測定にかける作業を、大幅に軽減できます。
Twitter、Facebook、Instagramに対応しており、SNSをまとめて管理できます。企業のSNSアカウント運用代行やコンサルティングを行う会社により開発されたツールです。
基本料金内で3アカウントまで登録可能、SNSの組み合わせは自由、オペレーター5名まで利用できます。14日間の無料トライアルがあるので気軽に試せます。
Twitter分析の重要性
国内では、約3人に1人がアカウントを所有し、世界最大のSNSであるFacebookよりユーザーが多いといわれるTwitter。SNSマーケティングにおいても重要な活動拠点です。
また、アライドアーキテクツ社が実施した調査によれば、Twitterユーザーの半数以上が企業アカウントをフォローしており、多くが「企業を好きになった」「購入や来店が増えた」と回答しています。
このように、TwitterでのSNSマーケティングには意義があり、より多くのフォロワーを獲得し、注目されるアカウントになることで大きな成果につなげることが可能です。
そのために日々、分析ツールで自社や競合他社の投稿やフォロワー属性の傾向などを分析し、どのような内容を、どのタイミングで投稿すると見られやすいか、試行錯誤をくり返していくことが重要なのです。
Twitter分析の重要指標
では、Twitter分析ツールではどのような指標を確認するべきなのか、重要な指標と、その数字が意味するものはなにかを解説いたします。
自社アカウントの分析
自社アカウントの投稿に対するユーザーの反応を確認するための、各項目の概要について解説いたします。
エンゲージメント率
エンゲージメント率とは、下記で紹介するインプレッション数を母数に、以下のようなユーザーからのリアクションをエンゲージメントとして算出されたものです。
- リツイート
- いいね
- リプライ(返信)
- 掲載URLのクリック
- フォロー
インプレッションとは異なり、ユーザーが実際にリアクションを起こした数をもとに算出されるため、エンゲージメント率の高い投稿=ユーザーに興味をもたれたパフォーマンスの高い投稿といえます。
インプレッション数
Twitterにおけるインプレッション数とは、投稿がユーザーのタイムライン上に表示された回数のことです。閲覧数に近いです。
インプレッションが多いほど、多くのユーザーのタイムラインや検索結果などで目に留まったといえますが、画面に表示されるだけでもカウントされるため、正確な閲覧数とは言い難いでしょう。
フォロワーの分析
ユーザーの興味を引く投稿をおこなうには、投稿内容を分析するだけでなく、フォロワーについても分析をおこない、それを反映した内容にすることが効果的です。
フォロワー数
フォロワー数の変動は、自社のアカウント運用がうまくいっているかを測る指標のひとつにもなります。
フォロワーが順調に増えていっている場合、一定のユーザーに投稿内容を評価されたり、フォローする価値があると思ってもらえたりしていると考えてよいでしょう。
しかし、フォロワーが大幅に減った場合、投稿内容がマンネリだったり、フォローするメリット感がないという判断からフォローを外された可能性が考えられます。
このように、フォロワー数の増減から、現在の運用で問題がないかも確認できます。
フォロワーの特徴
マーケティングにおいて、顧客層の「ペルソナ」の設定は重要ですが、これはSNSマーケティングにおいてもいえることです。
分析ツールによって項目は異なりますが、おもにフォロワーのつぎのような情報を抽出できます。
- 属性(年齢層や性別、居住地域など)
- 投稿内容(興味のあること)
- おもにTwitterを閲覧する時間帯
このようなデータをもとに、投稿内容を見直したり、投稿を閲覧の多い時間帯に変更するなど工夫することで、よりフォロワーに投稿を見てもらいやすく改善できます。
競合アカウントの分析
つづいて、競合アカウントを分析するときに確認しておきたい、各項目の概要を解説いたします。
伸びている投稿
競合他社の投稿から、エンゲージメント率が高く伸びている投稿をピックアップし、その文字数、内容など伸びた要素はなにか分析し、自社の投稿に反映することで、同じように投稿の反応を狙うことができます。
投稿回数・時間
競合他社が1日平均何回、大体どの時間帯に投稿しているのかも自社の運用に役立ちます。
競合他社の人気の投稿と照らし合わせて、どの時間帯だと反応率が高いのか、また1日何回ツイートすればよいか、自社の投稿スタイルを再検討するのもよいでしょう。
まとめ
Twitterで運用の成果を出すには、分析ツールを活用して定期的に現状を把握し、改善点を検討し、地道に試行錯誤を続けていくことが重要です。
フォロワーを増やしたい、Webサイトへ誘導したいなど、自社の目的によって運用方法も変わってきます。
場合によっては複数のツールを併用してより詳しい分析をおこない、効率的かつ効果的な運用に役立ててみてください。