ヒートマップツールは、Webページ内のユーザー行動を分析するのに役立ちます。
熟読エリアや読み飛ばされているエリアがわかれば、そのデータを参考に、コンテンツの修正箇所を決めることが可能です。
本記事では、ユーザーの行動を分析しサイト改善に活用できる、ヒートマップツールのおすすめ7選をご紹介します。
ヒートマップツールを選ぶときのポイント
ヒートマップツールにより、価格や機能など、細かな違いがあります。そのため、どの指標をみて選べばよいか悩みますよね。
ここでは、ヒートマップツールを選ぶ際に押さえておいたほうがよいポイントを3つ紹介します。
ツールの機能
ヒートマップツールにより、機能は異なります。どのデータを確認したいかによって、ツールを決めるめやすになります。
主な機能は次の通りです。
- アテンションヒートマップ:熟読されている箇所がわかる
- スクロールヒートマップ:ページのどこまでスクロールされたかわかる
- クリックヒートマップ:クリックされた箇所がわかる
- マウスムーブヒートマップ:ユーザーのマウスの動きがわかる
その他にも、ABテストやユーザー行動の録画などの機能がついたツールもあります。
ヒートマップツールをどのような目的で使用するのか。現状の課題を解決する機能のあるツール選びが必要です。
価格と利用条件
利用料金は、無料~数万円以上のものまで様々です。使う機能やPV数により有料など、解析したいサイトによって異なるツールもあります。
費用対効果を上げるためにも、使いたい機能を見極めてから始めるのがおすすめです。
無料トライアルの有無
ほとんどのヒートマップツールに無料トライアルがあるので、まずは使ってみてください。
お試しできるツールをいくつか使ってみて、使い方や機能を確認してから決めるのがおすすめです。
サイトのPV数や解析したいページ数によっては、すべて無料で使える場合もあります。
ヒートマップツールおすすめ7選
おすすめのヒートマップツールを紹介します。
Ptengine
Ptengineは世界15万ユーザーが利用するヒートマップツールです。サイト内の全プロセスにおいての問題点をみつけ、真にユーザーを理解することで本質的な課題解決へと向かえます。
どこが問題なのか理解することで、CVR(コンバージョン率)の改善が可能です。1ページのみであれば、3,000PVまで無料で使えるフリープランを利用できます。
ミエルカヒートマップ
従来のヒートマップ機能だけでなく、Google Search Consoleと連携することで、集客キーワードの改善提案をしてくれるヒートマップツールです。
10,000PVまでの無料プランを含む、サイト規模に合わせた6プランから選べます。解析結果が1日ごとに自動でキャプチャ保存されるため、期間比較に便利です。
User Insight
User Insightは、PC・スマホ・タブレットユーザーの分析に対応したアクセス解析・UI/UX改善ツールです。通常のアクセス解析に加え、ヒートマップによるユーザー行動の可視化ができます。
ユーザーがどのように見ているか詳しく分析できるため、アクセス者の年齢・性別といった属性を絞って解析したい場合におすすめです。
SiTest
ヒートマップ×ABテスト× EFO(エントリーフォーム最適化)で改善サイクルを速く回し、サイト収益の最大化を図るオールインワンツールです。
属性によるユーザーごとの行動追跡や、キーワード広告ごとの行動を可視化できます。ヒートマップツールとセグメント比較機能で、サイト改善に有利です。
アジアで48万サイトに導入済みのツールです。無料オンラインセミナーやサポートを行っており、公式YouTubeチャンネルでも活用方法が日々紹介されています。
User Heat
月間30万PVまで無料で使える無料ヒートマップ解析ツールです。UserInsightと同じ株式会社ユーザーローカル運営のツールです。
ユーザー登録、解析タグ埋め込みをしてユーザーデータが貯まれば、ヒートマップをすぐに確認できます。ヒートマップを使うのが初めて、30万PV以下のサイトなどは、ぜひ使ってみてください。
Mouseflow
ユーザーのストレスを取り除き、コンバージョンを増やすための高機能サイト分析ツールです。ユーザーの関心あるもの、コンバージョンを妨げているコンテンツを素早く見つけることができます。
デンマークに本拠地を置く急成長中のIT企業Mouseflow(マウスフロー)社が提供しており、15万以上のユーザーに利用されています。
USERDIVE
アクセス解析だけでは見えてこない、コンテンツ単位の課題を可視化し、コンバージョン改善につなげられます。
スクロールマップ、ルックヒートマップ、クリックヒートマップや条件フィルタ機能で、収益改善の見込みが高い施策を行えるようになります。サイトやアプリの改善コンサルティングを行っている企業によるツールです。
まとめ
WebマーケティングやSEOでは、ユーザーがサイトのどこを見ているか、何に興味を持っているか知ることが重要です。
ヒートマップは、課題のあるページを発見できるアクセス解析ツールと組み合わせるとさらに効果的です。ユーザーの行動が見えるので、課題の原因特定につながります。
アクセス数や売上数を上げたい場合は、ヒートマップツールも活用して目標達成に近づいてみてください。