Googleマイビジネスのインサイトの見方・活用方法

マーケティング

Googleマイビジネスのインサイト機能は、「マイビジネスのページが何人のユーザーに閲覧されたか」「どこ経由で訪問したか」などのデータが分かるアクセス解析です。

このデータを適切に読み取れば、「どのようなユーザーがターゲットになるか」「どのように集客するか」などを設定するヒントにもなります。その見方と活かし方を解説していきます。

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ユーザーの検索行動をチェック

まず、ユーザーの検索行動についてチェックします。インサイトで以下の項目を参照してください。

ビジネスの検索に使用された検索語句

マイビジネスを閲覧したユーザーが、どのようなキーワードで検索してたどり着いたのか、またその人数が分かる項目です。

ユーザーがビジネスを検索する方法

店舗・社名や住所で調べて(直接検索)訪問したのか、サービス名やメニューなどで調べて(間接検索)訪問したのか、その人数と比率が分かる項目です。

チェックすべきポイントと活かす方法

上記の項目から、訪問したユーザーが「何を求めて検索した」のか知ることができます。このデータは、つぎのような活かし方が可能です。

なにを前面に打ち出すか設定する

たとえば、飲食店で「新宿 ワイン」と検索して訪問したユーザーが多いとします。つまり、新宿でおいしいワインの飲めるお店を探す人がターゲットです。この場合、つぎのような施策が考えられます。

→サイトタイトルに盛り込む

お店のタイトルに『ワインにこだわる新宿の酒場「◯◯」』などと入れれば、ワインがおいしいお店だと印象づけることができます。

→サイトのリニューアルに利用する

サイトのメイン画像をワインの写真にする、サイト内にワインへのこだわりが分かるページ(現地視察しているとか、品揃えが多い、などの紹介)を増やすことで、サイト訪問者にもこだわりを伝えます。

→クーポンを配布する

マイビジネスでは、投稿機能からクーポンも配布できます。ここで「新入荷のワイン いまだけ◯%オフ」などと掲載すれば、より行きたいと思わせることができます。

→広告掲載のヒントにする

広告掲載をお考えであれば、文章に「新宿 ワイン」を入れることで、ターゲットとなるユーザーの目を引くことができます。

ユーザーのアクションをチェック

つづいて、ユーザーがマイビジネスの情報を見て、どのようなアクションを起こしたのかチェックします。以下の項目を参照してください。

ユーザーの行動

マイビジネスの情報から、それぞれ「ウェブサイトにアクセス」「ルートのリクエスト」「通話したユーザー」の人数と、その推移が分かる項目です。

ルートのリクエスト

店舗・企業へのルート検索したユーザーが、どの地域から検索したのか分かる項目です。

チェックすべきポイントと活かす方法

上記の項目から、訪問したユーザーが「どのようなアクションを起こしたか」を知ることができます。このデータは、つぎのような活かし方が可能です。

ユーザーの行動数の推移を把握できる

「ユーザーの行動」は四半期、1か月、1週間と期間を指定して、アクションのあった回数の推移を確認できます。

たとえば、特定の記事を更新したらアクションが大幅に増えた、キャンペーンを開始したら増えた、などが分かります。店舗・企業側の起こしたアクションへの反応の良し悪しが分かり、つぎに活かせます。

Google経由で訪問したユーザーの人数を把握できる

期間を絞って、お客さんの人数と「ユーザーの行動」で表示された人数を比較することで、Google経由のお客さんの比率を知ることができます。

たとえば、Google経由の人数が圧倒的に少ないならチラシなどオフラインでの集客に力を入れるとか、サイト訪問する人が多いならサイトの情報を充実させる、など方向性を定められます。

どの地域のユーザーが多いのか把握できる

「ルートのリクエスト」を見れば、どこからルート検索してきた人が多いか分かるので、その地域のユーザーをターゲットと定めることができます。

たとえば、先ほど挙げた新宿のワイン酒場が、じつは新宿駅より地下鉄の新宿三丁目からルート検索する人のほうが多いとします。そうであれば、つぎのような施策も考えられます。

→アクセスを分かりやすくする

サイトに掲載しているお店へのアクセスページで、新宿駅からだけでなく新宿三丁目からのアクセスも、写真つきで分かりやすく紹介する。

→店舗情報に盛り込む

サイトやマイビジネスの店舗情報のページで「丸ノ内線・副都心線 新宿三丁目駅から徒歩◯分!」といった記載をプラスする。

まとめ

インサイトを見ればどのようなユーザーがなにを考えて検索し、どう行動を起こしたのかを見ることができます。

うまく活用すれば、集客効果をさらに高めることもできます。定期的にチェックして「いまなにをすべきか?」を考えてみてください。