入力フォームからのお問い合わせ数が増えなくて困っていませんか?
EFOツールを導入すると、入力支援機能などでユーザーが使いやすいように入力フォームを最適化できます。離脱率を下げ、コンバージョンを上げるための改善ができるのです。
今回は、EFOツールの基礎知識とおすすめのツール7選を紹介します。
EFOツールとは
EFOツールとは、入力フォームを最適化するツールのことです。EFOツールを導入すると、入力フォームを最適化し、購入・申込み・登録などのコンバージョンを高める効果が期待できます。
入力フォームはサイト訪問者から申し込みを行ってもらうために、重要度の高いページです。そのため、コンテンツの改善やSEOに手間をかけても、フォームのコンバージョン率が低いと元も子もありません。
EFOツールを導入することで、自社にエンジニアがいなくても最新の高度なフォームを設置でき、コンバージョン率を高める機能が多く使えます。
EFOツールの主な機能
EFOツールには、主に次のような便利機能が備わっています。
ナビゲーション機能
ユーザーが入力を進めるとき、補助的なナビゲーションが表示される機能です。
ユーザーが入力中に「残り必須項目あと3個」などと案内が出ることで、あとどのくらい入力が必要なのか示します。不安を取り除き、安心して入力を進めてもらえる効果があります。
特に、項目数の多いフォームで有効です。入力完了までの道筋を示すと、面倒、もういいやとなって離脱せず、最後まで完了させたくなる効果もあります。
入力補助機能
ユーザーの入力作業をサポートし、簡単に入力完了できる機能です。
たとえば、郵便番号を入れるだけで大まかな住所が検索されて自動入力される、自動でふりがなが入力されるなどがあります。
項目を全て手で打ち込む手間が減り、ユーザーの負担が軽くなります。
レポート機能
運営側のマーケティングや改善に便利な機能です。
項目や期間ごとのアクセス数、離脱率、どの項目で離脱が多いかなどをチェックできるため、フォームのスタイルやデザインの高精度な修正に役立ちます。
成果を上げるには、分析・改善が重要です。レポートで結果を知り、コンバージョン率の高いフォームを作り上げられます。
EFOツールおすすめ7選
おすすめのEFOツールを紹介します。それぞれ機能や料金、特徴が異なるので、自社に合うツールを検討してみてください。
EFO CUBE
様々な業界で導入されており、申込み率、購入率、資料請求率など14~23%アップの実績があるEFOツールです。
外部ID連携機能など、離脱を減らすための業界最多数26個の機能を搭載しており、どの機能を搭載するべきかは過去の実績とヒアリングから提案してもらえるため、使い方に不安があっても安心です。
データ解析では3つの離脱の割合(未入力離脱、入力途中離脱、入力完了離脱)を把握し、改善すべきポイントを明確化。自動レポート機能や、項目ごとのエラー回数、エラー詳細内容まで細かく分析できます。
要望に応じてフォーム改善案を作成してもらえるサービスもあり、成果が出なければ全額返金保証もおこなっています。
料金 | 初期費用:0円 サポート費用:0円 月額利用料:50,000円/月(5フォーム) |
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契約期間 | 6ヶ月~ |
備考 | 6フォーム目から10,000円/1フォーム 月間セッション数の合計が3,001以上の場合、従量課金費用が発生 |
運営会社 | 株式会社コミクス |
Gyro-n EFO
LPOやSEOなど、コンバージョンアップのための様々なツールを提供する会社のEFOツールです。
導入企業800社以上、コンバージョン率が2.4倍に向上などの実績があります。手厚い入力支援機能で離脱を防ぎ、優れたログ解析機能で弱点を発見します。
導入は簡単で、タグを挿入するだけ。さらに、サポートチームが自社フォームに合わせておまかせ設定してくれるので、管理画面で1から設定する手間がありません。
導入後も、ABテストの提案など、さらなる改善フローを教えてもらえコンバージョンを最大化できます。
料金 | 初期費用:0円~ 月額利用料:15,000円~/月(税別) |
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契約期間 | 6ヶ月~ |
備考 | 初期設定費用は2フォームまでは無料。 3フォーム目以降は設定費用1フォームあたり1万円。 利用フォームの月間ユニークユーザー(UU)数より料金は変動。 |
運営会社 | 株式会社ユニヴァ・ジャイロン |
formrun
65,000以上のユーザーに利用されている、あらゆる種類のフォームに対応したEFOツールです。
20種類以上のテンプレートからデザインを選択してテキストを入力するだけなので、専門知識がなくても、用途に合ったフォームを簡単に作成できます。iframe埋め込みフォームで自社サイトへ埋め込め、開発者・デザイナーならHTMLやCSSを自由に設定できます。
3つの表示方法でチームに合ったお問い合わせ管理ができ、メール文面テンプレートもあり、連携もスムーズです。問い合わせがきたら、連携サービスへ即通知する設定もあります。3プランから選べます。
料金 | FREE:0円/月(税別) BEGINNER:5,980円/月 (税別) STARTER12,980円/月 (税別) PROFESSIONAL:25,800円/月 (税別) |
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契約期間 | 1ヶ月~ ※1ヵ月間毎の自動更新 |
備考 | 1人あたり月額980円(税別)でメンバー追加。 10GBごとに月額4,980円(税別)で容量追加。 ※上記2つは、PROFESSIONALプランのみ |
運営会社 | 株式会社ベーシック |
GORILLA EFO
1タグ設置で簡単導入、専門知識一切不要で今の入力フォームを変えずに最適化できる業界最安値のEFOツールです。
ゴリラのイラストが目立つサイトデザインが特徴的で、オンラインの導入相談可能です。
入力フォームの入力完了率を20%から40%に改善できる可能性があります。入力しやすいチャット風入力フォームやポップアップ機能、ABテストなど、独自の機能もあります。
GORILLA EFOを開発したブルースクレイ・ジャパンは、1996年よりSEMに取り組む全米No.1の企業グループです。
料金 | 初期費用:30,000円 月額料金:9,800円/1アカウント5フォームまで |
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契約期間 | 6ヶ月~ |
備考 | 6フォーム目からは2フォーム追加ごとに、5000円/月 |
運営会社 | ブルースクレイ・ジャパン株式会社 |
Form Assist
国内で最初にサービス化したEFOツールで、10年以上の実績の蓄積による独自ノウハウを持つEFOツールです。
全金融業界シェア率65.5%、導入フォーム数5000以上と国内トップの利用実績数があります。(出典:ITR「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2020」)
途中離脱の防止策やエントリーフォームの最適化などでコンバージョン率の改善を推進。また、入力フォームのレイアウト変更や文字のアイコン化 など、課題に合わせてカスタマイズをサポート担当に相談できます。
料金 | 要問合せ |
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運営会社 | 株式会社ショーケース |
f-tra EFO
業界最大級の機能数19機能を誇る入力支援機能で、フォームの成績が導入15分で平均22%アップするというEFOツールです。
導入フォーム数3400件、大手・ベンチャー問わず各業界の先進企業に導入されています。わかりやすい設定画面で、導入にかかる時間はたった15分のため、スピーディーな改善サイクルを実現できます。
料金 | 月額料金:33,000円(税込)/ ドメイン×端末 初期設定代行:33,000円(税込)/ フォーム 設定変更代行:11,000円(税込)/ フォーム |
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契約期間 | 6ヶ月~ |
備考 | 20フォームを超える場合は、追加20フォームごとに1アカウント分の追加。 100万PVを超える場合は、追加100万PVごとに1アカウント分の追加。 |
運営会社 | 株式会社エフ・コード |
EFOcats
スマートフォンで使いやすい、1画面1質問というUIのフォームでカート離脱率を大幅改善できるEFOツールです。
他社EFOツールよりもCV数の改善率が最大166%となっています。サイト訪問時のユーザー心理を研究して設計された、スマホに最適な入力フォームです。
1画面1質問なので大きくて入力しやすい入力フィールドにゲーム感覚で入力を進められ、入力ミスはその場でアラートが出ます。設置はタグを置くだけです。
料金プラン | 【SPサイト+PCサイト最適化の場合】 初期費用:300,000円(税別) 月額費用:50,000円(税別)/ 1ドメイン 【SPサイト最適化の場合】 初期費用:300,000円(税別) 月額費用:30,000円(税別)/ 1ドメイン |
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契約期間 | 6ヶ月~ |
備考 | 年払いの場合、1ヶ月が無料。 ドメイン増えるごとに追加費用が発生。 |
運営会社 | 株式会社エフカフェ |
EFOツールを使うメリット
EFOツールで、マーケティングにおいて次のような利点があります。
フォーム離脱率・コンバージョン率の改善
対策していないフォームでは、約60%のユーザーが離脱するというデータがあります。特にスマホの場合は離脱率がさらに高くなります。
エラー箇所がどこかわからない、最初から再入力を求められるなど、ストレスによる離脱は大きな機会損失です。
ユーザーが快適に使える入力フォームにすることで離脱を防ぎ、モチベーションを下げることなくコンバージョンにつなげられます。
入力フォームまで到達しているユーザーは、成果にもっとも近いユーザーです。そのため、EFOは特に成果につながりやすい施策でもあります。
フォーム改善に必要なデータを取得できる
分析・レポート機能のあるEFOツールは多く、成果が出ないときでもデータを集められるため、改善に役立てられます。
離脱率、フォームの訪問数、入力完了率、所要時間などを期間別、デバイス別など細かくチェックできるため、導入しただけで放置にならずコンバージョンを高め続けられます。
EFOツールの選び方
次のようなポイントを参考に自社に合うEFOツールを選んでみてください。
料金体系
月額料金のツールが多いですが、初期費用や最低契約期間の有無もかならずチェックしましょう。
その他、フォーム数の上限がある、設定代行は別料金などのものもあり、自社に合う料金体系のツールを選べます。
スマートフォン対応
流入デバイスの大多数がスマホというサイトも多く、スマートフォンサイトに対応しているかどうかも重要です。
画面サイズの小さいスマホでは、タップや位置情報からサクサク入力できるなど、パソコンと異なる最適化が必要です。
スマホサイトに特化したEFOや、スマホサイトとPCサイトでプランが分かれているものもあります。
レポート・解析機能の有無
コンバージョンを上げるには、導入して終わりではなく、改善のPDCAサイクルを回すのが重要です。
細かくて見やすいレポート・解析機能で改善につながるヒントを得られるのか確認しましょう。
必要なデータの取得
PV数、UU数、CV数、平均コンバージョン時間、確定率など、どのようなデータが得られるか確認します。ユーザーがフォームのどこにストレスを感じ離脱しているかなど、問題点の把握は改善に重要です。
データを見るのが苦手な場合や思うように成果が出ないときは、専任担当者のサポートつきサービスがおすすめです。
まとめ
EFOツールはサイトのCVRを最大化するために重要なツールの1つです。購入につながる最後のひと押し部分への対策なので、怠ることはできません。
コンバージョン改善がしたいけれども未導入の場合は、ぜひ試してみてください。