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ホットペッパービューティーの口コミは削除できない?削除可能なケースと申請方法

ホットペッパービューティーは、ヘアサロンやエステ、整体などの店舗検索や予約、ユーザーの口コミを閲覧できるサービスです。

しかし、利用者が非常に多いサービスであるため、ここで悪い口コミを投稿されてしまうと集客に悪影響を及ぼすおそれがあります。

今回は、ホットペッパービューティーに悪い口コミを投稿されてしまった場合に削除してもらうことはできるのか、運営による削除が可能なケースと申請する方法をご紹介します。

ホットペッパービューティーとは

ホットペッパービューティー
URL:https://beauty.hotpepper.jp/top/

ホットペッパービューティーとは、日本最大級のサロン検索・予約サイトです。現在掲載されているサロン数は合計8万件以上、ユーザー数は3,500万人にのぼります。

もとはフリーマガジンとして配布されていた「ホットペッパー」の美容に特化したサービスです。

ヘアサロンやネイルサロン、まつげエクステなどの店舗を探してクーポンで予約したり、ヘアスタイルを探したり、美容に関するさまざまなコンテンツを利用できます。

ユーザーは、日本全国に数多くある店舗からニーズにあう場所を掲載情報、口コミを参考に探せて、またクーポンを利用して安く簡単にネット予約もできる便利なサービスです。

ホットペッパービューティーの口コミ削除が難しい理由

ホットペッパービューティーの口コミは、削除してもらうのが難しいとされています。それは、すべての口コミは運営が審査をおこない、通過したものだけ掲載されるためです。

審査には2~10営業日かかり、基本的には運営側の定める「口コミ投稿の掟」に即した投稿であるかが確認されます。

審査の結果、内容に問題がないと判断されれば掲載、問題があれば非掲載、もしくは一部内容を修正して掲載されます。

このように1件ずつ審査されているため、掲載されたということは、運営側が問題のない内容であると判断されており、削除してもらうのは難しいでしょう。

また、サイト内に削除申請の専用フォームなども用意されていません。

ホットペッパービューティーに掲載されない口コミ内容

運営側の定めている「口コミ投稿の掟」によれば、以下のような内容は不適切な内容として非掲載にするとしています。

  • 利用者自身の体験や、HOT PEPPER Beautyを利用しての利用経験に基づいていない内容
  • 事実と反する内容・虚偽の内容
  • 利用者と掲載施設にまつわる、当事者間の問題とリクルートが判断した内容(当事者間の個別事情による返金・サービスの再提供等の対応を含むが、これらに限らない)を投稿すること
  • 投稿者のみならず、他の施設利用者や施設従業員等、個人のプライバシーにかかる事項(利用日・企業団体名・役職名・特徴風貌・行為行動など個人が識別できてしまうような情報を含むが、これらに限らない)
  • 誹謗中傷、差別表現、わいせつ、卑猥な表現などの不適切な表現
  • 他人を威圧・脅迫する旨が看取される内容
  • 粗暴性、残虐性又は犯罪を誘発助長する内容
  • 掲載施設や第三者に対する不当な利益誘導、信用毀損にあたる内容
  • 以下に該当する表現(または近しい表現)
    • 具体的な事象に基づかない記述
    • 必要以上に感情的と判断される表現
    • 投稿者の勘違いによる内容を含むもの
    • 「利用しないほうがいい」「絶対に止めるべき」「最悪」「最低」等の独断的・断定的表現とリクルートが判断したもの
引用:口コミの掟 / HOT PEPPER Beauty

不適切な内容の口コミとして、具体的には次のような内容が挙げられます。

利用者自身の体験に基づいていない内容
→ 家族が行ったけど店員の態度が最悪だったらしい
事実と反する内容
→ 安いシャンプーを使われて髪質が悪くなった
誹謗中傷などの不適切な表現
→ ◯◯という名前の美容師は下手で、身なりが不快だった

ホットペッパービューティーの口コミ削除が可能なケース

ホットペッパービューティーで口コミ削除が可能なケースとしては、基本的に「運営側の見落とし」と「投稿者の勘違い・間違い」の2パターンです。

具体的にどのようなケースなのかをご紹介いたします。

運営側の見落とし

前述のように、ホットペッパービューティーの口コミはすべて運営側によって審査がおこなわれ、問題のない内容であると判断された場合のみ掲載されます。

しかし、この審査は人力であるため、ごくまれに運営側の見落としによって不適切な内容の投稿が掲載されてしまうことも考えられます。

掲載されているものがあきらかに「口コミの掟」に反する内容である場合、運営側に問い合わせれば削除に応じる可能性が高いでしょう。

投稿者の勘違い・間違い

投稿者の勘違いや間違いとは、たとえば料金や予約時間を誤って認識しており、「予約したときより高かった」「予約時間から1時間待たされた」などと投稿するケースです。

この場合は店側に落ち度はなく、事実に反するため、投稿者が間違いを認めれば削除してもらえる可能性があるでしょう。

口コミ削除の申請方法

掲載された口コミが「口コミの掟」に反する内容と思われる場合など、削除を申請したい場合、お問い合わせフォームからおこないます。

HBお問い合わせフォーム

フォームに氏名やメールアドレスなど必要事項を入力し、「お問い合わせ内容のカテゴリ」は「クチコミ・レビューについて」を選択し、「次へ」を押します。

HBお問い合わせフォーム

お問い合わせ内容に「削除を希望する口コミを投稿したお客様の予約番号」、「削除したい口コミの投稿日時や内容」を記入します。

また、削除の理由としてホットペッパービューティーの利用規約、口コミの掟を引用し、どの部分に違反する内容か、また法律に反する部分があればそれを指摘して送信します。

削除申請をする場合のポイント
  • 削除を希望する口コミがどれか、分かるように伝える
  • 該当の口コミが規約や法律に反する部分を明確に指摘する
  • 「不快な思い」など感情論ではなく、事実を論理的に伝える

口コミを削除できないときは弁護士に相談する

ホットペッパービューティーの口コミは基本的に削除が難しく、申請しても対応してもらえないケースが多いと解説しました。

削除してもらえなかった場合でも、たとえば悪い口コミに対して謝罪やサービスを改善していく旨を返信することで、イメージアップにつなげることは可能です。

また、高評価の口コミが増えていけば、自然とよい口コミのほうが目につきやすくなり、悪い評価が押し下げられていくこともあります。

しかし、店舗のイメージのためにもどうしても削除したい場合、弁護士に相談することで法的な手段により削除を要請することも不可能ではありません。

ただし、弁護士に依頼する場合の相場として、着手金・報酬金ともに約5~10万円、裁判で「仮処分申し立て」をおこなう場合、着手金が約20万円、報酬金は約15万円となります。

弁護士に依頼するか迷っている場合、初回相談は無料という場合が多いためまず相談してから検討するのもよいでしょう。

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