ネガティブなサジェストの削除|サジェスト対策で風評被害をなくす
Google・Yahoo!の検索欄に単語を入力すると、複数のキーワード候補が表示されるのを見たことはありませんか?
このキーワードのことをサジェストキーワードといいます。サジェストとは予測変換を意味していて、ユーザーが検索しているキーワードを予想して提案する機能です。
便利な機能ですが、サジェストにネガティブなキーワードが表示されることがあります。ネガティブなキーワードの表示は、個人・企業において風評被害の原因となるので、対策をおこない削除することが必要です。
そこで今回は、サジェスト対策について解説していきます。
サジェスト対策とは
サジェスト対策とは、特定のキーワードをサジェストに表示、または非表示(削除)する対策のことです。
サジェスト対策は、主に2つの目的で行われます。
- 特定のキーワードを表示させWebサイトのアクセスアップ
- 風評被害対策のため、ネガティブなサジェストを削除
この記事では、風評被害のサジェスト対策に焦点をおいて書いていきます。
なぜなら、サジェストはGoogleやYahoo!といった検索エンジンに表示されるため、ネガティブなキーワードがあれば経営に影響を及ぼすからです。
なぜサジェスト対策が必要なのか
GoogleやYahoo!で企業や人、商品などを検索する際、「ブラック」「パワハラ」「詐欺」「悪質」といったネガティブなサジェストが表示されることがあります。
このようなキーワードが表示される状態をサジェスト汚染と呼びます。
サジェストが汚染される原因は、次の2つです。
- ネガティブワードの組み合わせで一定数検索されている
- ネガティブワードを含むサイトやコンテンツがある
一度ネガティブワードが出ると、興味本位で検索する一般ユーザーが増えます。すると、サジェストに定着してしまいます。
サジェストに表示されるキーワードは多くのユーザーが目にし、クリック率も高いです。あるマーケティング会社の調査では、70%のユーザーがサジェストを利用したことがあるとしています。
ポジティブなキーワードであればイメージアップになますが、ネガティブなキーワードの場合、事実無根であっても、イメージダウンになるのは避けられません。
一度でもマイナスイメージがつき、信用や売上がダウンしてしまうと、回復は困難です。特に、デマや誹謗中傷でサジェスト汚染されている場合は、早急な対策が必要です。
サジェスト対策、ネガティブキーワードを削除する方法
ネガティブキーワードは、早めの削除が重要です。サジェスト対策の方法を紹介します。
Googleサジェスト削除申請フォームから依頼
Googleサジェストは、自分で削除依頼ができます。Googleのオートコンプリートポリシーに違反し、権利侵害が発生していると判断されるとサジェストが削除されます。
申請は、Googleサジェスト削除申請フォームからおこないます。
削除申請は1回目に通らないと2回目も通らない可能性が高いので、1回目にしっかり詳細を書き申請するのが重要です。
ネットに強い弁護士に依頼
サジェストの削除申請は、法的根拠が必要です。個人ではどのような権利に侵害されているのか、法的根拠を示すことが難しいため弁護士に依頼することをおすすめします。
インターネットに強い弁護士に依頼する方法することで、被害内容や中傷事実の有無を調べ、法的にサジェストを削除できる可能性が高くなります。
依頼するときは、依頼した弁護士が代理削除申請をしてくれるか、弁護士への依頼時に仲介業を介さないことになっているか、確認してください。
ただ、弁護士への依頼は金額が高額になりやすいです。相談のみで料金がかかる、結果がでなくても着手金はかかるなどの場合、痛手となります。
風評被害対策を専門とする会社に依頼
風評被害や誹謗中傷対策専門会社への依頼では、高確率かつ最短数週間で非表示にできます。
サービスを選ぶポイントには、サジェスト汚染の原因分析ができる、再発防止補償などのサポートがある、対応が速いなどがあります。成果報酬型では、成功しなければ費用はかかりません。
ネット掲示板などへの誹謗中傷や、名誉毀損の書き込みについても相談できます。相談や見積もりは無料の場合が多いため、ぜひ問い合わせてみてください。
サジェスト対策の注意点
サジェスト対策には、いくつか注意点があります。
対策を止めると再表示する可能性がある
サジェスト機能はGoogleやYahoo!が管理しているため、検索エンジン側のシステム変更があると、非表示化できたキーワードが再表示することがあります。
対策を止めると表示されたままになってしまうため、続けての対策が重要です。
風評を完全になくすことはできない
サジェスト対策はネガティブワードを非表示にするものなので、風評自体を完全になくすことはできません。
風評被害を根本的に解決するには、経営体制などの見直しも重要です。うまくいけば、時間をかけて自然とネガティブワードも消える可能性があります。
まとめ
人の行動は、イメージに大きく左右されます。企業や商品のブランドイメージが下がると、倒産など存続に関わる事態になる恐れもあります。
一度下がったイメージを上げるのはかなりの時間と労力がかかるため、サジェスト汚染がわかったら、早急に対策すること大事です。